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J-GLOBAL ID：201002244756406450   整理番号：10A0857489

植物における単一炭素代謝: 色素体セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼの特徴づけ

One-carbon metabolism in plants: characterization of a plastid serine hydroxymethyltransferase

著者 (5件)： ZHANG Yi (Washington State Univ., WA, USA) ,  SUN Kehan (Washington State Univ., WA, USA) ,  SANDOVAL Francisco J. (Washington State Univ., WA, USA) ,  SANTIAGO Katherine (Washington State Univ., WA, USA) ,  ROJE Sanja (Washington State Univ., WA, USA)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 430  号： 1  ページ： 97-105  発行年： 2010年08月15日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： SHMT(セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ)の基質/阻害剤の葉酸ポリグルタミル化の程度がいかに酵素の触媒性質に影響するかの理解は,植物C₁代謝におけるSHMTの機能を知る上で重要である。Arabidopsis thalianaとオオムギ(Hordeum vulgare)色素体のSHMT活性を見出し,A.thalianaの推定上の色素体SHMT(AtSHMT3)のcDNAクローニング,組換え体発現と生化学特徴付けを行い,さらに本酵素が色素体を標的とする証拠を示した。H₄PteGlu_n(テトラヒドロ葉酸)への組換体AtSHMTの親和性および触媒効率はnの増加(1-8)に伴い上昇したが,同時にH₄PteGlu_nはAtSHMT3を非競合的に阻害した。さらに5-CH₃-H₄PteGlu_1/5と5-HCO-H₄PteGlu_1/5も酵素活性を阻害し,モデル方程式からこれら化合物は生理学的条件下の色素体でSHMT活性を著しく阻害せず,C₁代謝でのin vivo制御因子として重要でないと考えられる。

シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  オオムギ ,  *色素体 ,  *グリシンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ ,  酵素活性度 ,  組織特異性 ,  ポリアミノ酸 ,  アミノアシル化 ,  鎖長効果 ,  基質特異性 ,  酵素阻害剤 ,  *代謝 ,  アミノ酸 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  ラクタム ,  ジカルボン酸 ,  第二アミン ,  カルボアミド
準シソーラス用語： ポリグルタミン ,  *炭素代謝

分類 (1件)： 酵素生理  (EH02020J)

物質索引 (2件)： 5-ホルミルテトラヒドロ葉酸 ,  5-メチルテトラヒドロ葉酸

タイトルに関連する用語 (4件)： 植物 ,  炭素代謝 ,  色素体 ,  セリンヒドロキシメチルトランスフェラーゼ