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J-GLOBAL ID：201002244824304334   整理番号：10A0586116

気相p-クマル酸の高分解能励起および吸光分光法: あいまいな発色団の明確化

High-Resolution Excitation and Absorption Spectroscopy of Gas-Phase p-Coumaric Acid: Unveiling an Elusive Chromophore

著者 (6件)： SMOLAREK Szymon (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  VDOVIN Alexander (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  PERRIER Dayinta L. (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  SMIT Jorrit P. (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  DRABBELS Marcel (Ecole Polytechnique Federale de Lausanne (EPFL), Lausanne, CHE) ,  BUMA Wybren J. (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 18  ページ： 6315-6317  発行年： 2010年05月12日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光化学および光生物学の研究においてモデルとして使用される光活性黄色蛋白質(PYP)の光サイクルを開始するp-クマル酸(pCA)発色団の光誘起トランス-シス異性化に関連して,pCAの電子的励起,吸収スペクトルおよび構造解析を行った。pCAの最低励起一重項はV′〔ππ^*)状態に帰属され,励起によって分子は面外形態をとった。V′〔ππ^*)状態において迅速な内部転換が生じ,11A(nπ*)と同定される状態になった。PYP中のpCA発色団の光励起は,光生物学的に主要な光誘起信号伝達を導くカスケード反応を開始させた。本研究で明らかにしたpCAの分光学的,動的特性は,さらにPYPの光化学および光物理学的特性の解明における基準点として役立つと考えられた。

シソーラス用語： 細菌タンパク質 ,  *不飽和カルボン酸 ,  発色団 ,  *励起状態 ,  電子構造 ,  電子励起 ,  励起スペクトル ,  一重項 ,  光異性化 ,  吸光分光分析 ,  フェノール類 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： 光活性黄色蛋白質

分類 (3件)： 分子の電子構造  (BH05010Q) ,  芳香族単環カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  (CF05180T) ,  分光分析  (CC03012W)

物質索引 (1件)： p-クマル酸

タイトルに関連する用語 (6件)： 気相 ,  p-クマル酸 ,  高分解能 ,  励起 ,  分光法 ,  発色団