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J-GLOBAL ID:201002244920658139   整理番号:10A0514681

ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)に曝露したニジマス(Oncorhynchus mykiss)におけるチロキシン代謝変化

Altered thyroxine metabolism in rainbow trout (Oncorhynchus mykiss) exposed to hexabromocyclododecane (HBCD)
著者 (7件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 165-169  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)は消費者用製品および工業用製品に使われている難燃添加剤である。著者らの先の研究によりHBCDに曝露した魚が,活性甲状腺ホルモントリヨードチロニン(T3)の前駆体分子チロキシン(T4)の代謝回転率が増加することを示した。これをさらに研究するために,ニジマス若魚を実験室で飼育して,環境関連濃度のα,β,およびγの各異性体を含有する食餌を供給した。給餌開始32日後に,各グループの20個体を1μCi[<sup>125</sup>I]-T4含有ゼラチンで強制飼養した。腸管からの[<sup>125</sup>I]-T4吸収は小さく初期[<sup>125</sup>I]-T4の回収率は2日後に<10%,6日後に<3%,そして14日後に<2%で,グループ間で差違がなかった。しかし,強制飼養2,4,6,および14日後の組織中における標識化T4測定は,ホルモンの組織分布および除去速度がHBCDにより変化することを示した。特に,強制飼養給餌の14日後に,HBCD異性体に曝露した魚の甲状腺における活性が対照群よりも有意に小さかった。このことは,HBCDに曝露した魚における分泌線によるヨウ化物吸収が小さいか,HBCD処理魚における甲状腺ホルモン代謝回転率が上昇していることを示した。また,βおよびγ異性体に曝露した魚の肝臓におけるタイプII外輪脱ヨウ素酵素活性が有意に大きかった。総合的に,これら結果はHBCDが魚の甲状腺システムに影響する可能性があることを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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その他の汚染原因物質  ,  難燃剤  ,  動物に対する影響 
物質索引 (4件):
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