抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最も多く置換可能なLaをA(Sr)サイト,導電性の発現が期待できるCoをB(Ti)サイトに部分置換した2種類のSrTiO
3系材料(Sr1-xLaxTiO
3,SrTi1-xCoxO
3)を試作した。インターコネクタの使用条件下における物性(焼結性,導電性等)を評価し,Aサイト及びBサイト置換の課題を明らかにした。インターコネクタ使用条件下で評価した。Aサイト置換(Sr
1-xLa
xTiO
3)固相法により合成した粗粒子を出発物質とした場合,1600°Cでも緻密に焼結しなかった。一方,液相法で合成した微粒子では1400°Cで緻密化する高い焼結性を示したが,焼結時にRP相が発現した。1600°Cで焼成しRP相を消失させた試料の導電率に関しては,インターコネクタ用途に要求される空気,還元雰囲気ともにSrTiO
3と比較して高い値が得られ,導電率の改善に有効であった。Bサイト置換(SrTi
1-xCo
xO
3)固相法で合成した粗粒子でも焼結性は高く1400°CでRP相が含まれない緻密体を作製できた。しかし,導電率に関しては空気中では向上するが,還元雰囲気中では著しく低下した。