抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プレスモーション制御による成形性向上技術を開発し,摺動実験,円筒深絞り成形実験,自動車モデル部品による成形実験を実施した。その結果,以下を明らかにした。1)試験材に挟まれた工具を引抜く摺動実験で,摺動距離の増加に伴い工具と試験材間の摩擦係数は増加するが,途中で工具と試験材を一旦離すだけで摺動状態が改善され摩擦係数が減少することを確認した。プレス成形時にこの動作を繰り返すことで,金型と被加工材間の摩擦係数を低い状態に保つことができると考えられる。2)この原理を応用した新成形技術を開発し,従来の成形方法に比べ被加工材の割れ危険部に生じる張力を軽減し,割れに対する成形余裕度を拡大し,鋼板の深絞り性を向上できた。3)サーボプレスとサーボクッションを用いてプレスモーションを制御することで,開発技術を自動化し量産プレスに適用できる。本技術は自動車部品のような大型パネルにも適用可能で,高強度鋼板の深絞り性を向上できた。