文献
J-GLOBAL ID:201002245243450344   整理番号:10A0703083

基質結合ドメインにおける細胞外PHBデポリメラーゼのY443F変異体はそのPHB吸着能力および破壊能力を強化する

Y443F mutation in the substrate-binding domain of extracellular PHB depolymerase enhances its PHB adsorption and disruption abilities
著者 (5件):
資料名:
巻: 95  号:ページ: 1370-1374  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: E0404B  ISSN: 0141-3910  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Ralstonia picketti T1からの細胞外ポリ(R)-3-ヒドロキシ酪酸(PHB)デポリメラーゼ(PhaZRpiT1)は,その基質結合ドメインによりPHB表面に吸着し,触媒的ドメインを用いてPHB鎖を開裂する。著者らの以前の研究(Biomacromolecules 2010;113~119)は,SDBの441,443,および445の位置にあるアミノ酸とPHB表面の間の疎水的相互作用が,酵素吸着プロセスにおける会合相の促進において重要な役割を果たす。効率的なPHB分解のためにPhaZRpiT1を改良する目的で,著者等はこの研究で位置443のTyrをさらに高度疎水性のアミノ酸残基に置換することを目標にした。なぜなら,置換アミノ酸の疎水性は自然のアミノ酸残基の疎水性と比較して中程度あるいは高度であるからである。著者等は,以下の因子を考慮に入れて,この位置にアミノ酸を置換した変異体酵素を設計した:(1)元の残基より高い疎水性を達成する,(2)βシート構造を維持する,および(3)置換後のアミノ酸残基の体積の変化を可能な限り小さくする。結果として,Tyr443をPhe(Y443F)に置換することが適切であると考えられた。精製されたY443F酵素は天然型と同じCDスペクトルおよび水溶性基質に対する同じ加水分解活性を示し,このことは変異が構造およびエステル結合開裂活性に影響しなかったことを示している。対照的に,Y443F酵素は天然型よりも高いPHB分解活性を有した。PHB分解の速度論的解析は,このアミノ酸置換が変異体酵素のPHBへの吸着を促進するだけでなく,PHB表面の破壊を促進し,PHB高分子鎖の加水分解を増強していることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
高分子の分解,劣化 

前のページに戻る