抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の高速インターネット環境の普及に伴い,航空機内でも動画や音楽などの高速インターネット通信が可能な無線通信システムの実現が求められている。大容量の通信を実現するには,マイクロ波帯よりも周波数が高いミリ波帯の適用が有効である。しかし,航空機などの高速移動体の無線通信にミリ波帯を適用するためには,長距離のミリ波帯通信を実現するアンテナの高性能化,移動体に搭載するための装置の小型・軽量化,航空機の姿勢に追随して電波の放射方向を高速に制御するアンテナ制御技術,ミリ波帯を用いた移動体通信に適したネットワーク技術が必要である。そこで,この研究開発では情報通信研究機構及び三菱電機が共同してこれらの技術を開発し,40GHz帯を用いて100Mbpsの伝送が可能な航空機用大容量無線通信システムを開発した。その結果,このシステムを用いて高度8,000mを飛行する航空機と地上との間で100Mbpsの双方向通信に成功した。(著者抄録)