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J-GLOBAL ID:201002245563375065   整理番号:10A0654268

ヒトサーファクタント蛋白質Dと種々の炭水化物の動的相互作用への洞察:分子動力学シミュレーション

Insight into the Dynamic Interaction of Different Carbohydrates with Human Surfactant Protein D: Molecular Dynamics Simulations
著者 (3件):
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巻: 114  号: 21  ページ: 7383-7390  発行年: 2010年06月03日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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分子ドッキングと分子動力学によってヒト肺サーファクタント蛋白質D(hSP-D)から三種類の単糖類ガラクトース,グルコース及びマンノースの非結合過程を調べた。動物の身体においてSP-Dの炭水化物結合選好性はSP-Dの機能に影響する。コレクチンが認識する能力が低い糖は動物中多くの炭水化物を終端化しているので,クラスタ化小糖類に対するコレクチンの高親和性は自身から非自身を識別するそれらの能力にとり重要と考えられている。単糖類と蛋白質間の種々の動的相互作用に関する原因を調べた。結果はhSP-Dに対するガラクトースの低親和性が他の二種類の単糖類と異なる結合立体配座に帰属することを示した。糖はC2とC3原子におけるヒドロキシル基がカルシウムイオンを配位する,その結果,hSP-Dと有効相互作用を形成できない。グルコースとマンノースはhSP-Dと類似の結合立体配座をもつ。C2原子のヒドロキシル基と残基Asp325間の相互作用が親和性におけるそれらの差を誘起する。マンノース中のヒドロキシル基の指向性はAsp325と水素結合を生成し,更にC3,C4及びC6原子のヒドロキシル基がマンノースを残基Glu329とArg343へ水素結合する。グルコースはC3とC4原子のヒドロキシル基が残基Glu321,Asn323及びGlu329と三個の水素結合を単に形成するので,hSP-Dとのその相互作用はマンノースの水素結合よりも弱い。しかるに,グルコースは解離も低いエネルギー障壁をもつ。
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分類 (2件):
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単糖類  ,  分子構造 

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