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J-GLOBAL ID:201002245602489359   整理番号:10A0398213

Psychrobacter arcticus 273-4のゲノム配列は低温活動シベリア永久凍土細菌の低温増殖適応の機構を示す

The Genome Sequence of Psychrobacter arcticus 273-4, a Psychroactive Siberian Permafrost Bacterium, Reveals Mechanisms for Adaptation to Low-Temperature Growth
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巻: 76  号:ページ: 2304-2312  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: A0427A  ISSN: 0099-2240  CODEN: AEMIDF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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-10°Cで増殖可能なシベリア永久凍結層の低温活動細菌Psychrobacter arcticus株273-4の2.65Mbのゲノム分析から,永久凍土で広範囲に存在する本菌の適応戦略を明らかにすることを試みた。P.arcticusはγ線照射から生き残るために,修復過程にATPを投入する必要があった。さらに生合成とエネルギー代謝の基本的基質として酢酸を好むことを見出した。低温ではmRNAはより安定化し,翻訳は非効率的になるが,P.arcticusはRNAシャペロンである3つの寒冷ショック蛋白質を有していた。膜脂質の不飽和化を増大し,アシル鎖長を上昇する複数の経路が膜流動性を保持していた。P.arcticusは酸性アミノ酸とプロリンとアルギニン利用頻度を低下して,プロテオームの可動性を増加して低温の影響を補償した。トランスクリプトーム分析は,脂肪酸不飽和化,増殖速度制御機構とアイソザイム交換に対する発現の増大を示した。これらの戦略と多くの機能未知の低温誘導遺伝子の関与により,P.arcticusはシベリア永久凍土での生存を可能にすると考えられる。
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分類 (2件):
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微生物に対する影響  ,  遺伝子の構造と化学 

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