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J-GLOBAL ID:201002245657336853   整理番号:10A0851603

糖尿病の末梢標的組織におけるアロマターゼ,アンドロゲンおよびエストロゲン受容体の発現

Expression of aromatase, androgen and estrogen receptors in peripheral target tissues in diabetes
著者 (10件):
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巻: 75  号: 11  ページ: 779-787  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: C0103B  ISSN: 0039-128X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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以前の研究では,雄ストレプトゾトシン(STZ)誘導糖尿病ラットにおける糖尿病は循環テストステロンの低下とそれに伴うエストラジオール濃度の増加により特徴付けられる。興味深いことに,このエストラジオール濃度の増加は去勢後でも持続する。本研究の目的は糖尿病の他の標的組織がエストラジオール源となる可能性があるかどうか検討することである。研究は雄Sprague-Dawley非糖尿病(ND)ラット,STZ誘導糖尿病(D)ラットおよびSTZ誘導糖尿病性去勢(Dcas)ラット(n=8-8/群)で行った。14週の糖尿病は精巣(ND,26.3±4.19;D,18.4±1.54;P<0.05)アロマターゼ活性低下と関連したが,腎臓(ND,1.83±0.92;D,7.85±1.38;P<0.05)および眼(ND,23.4±3.66;D,87.1±28.1;P<0.05)アロマターゼ活性増加と関連した。この腎臓(Dcas,6.30±1.25)および眼(Dcas,62.7±11.9)アロマターゼ活性増加は去勢後も持続した。また,糖尿病腎臓は組織エストロゲン(ND,0.31±0.01;D,0.51±0.11;Dcas,0.45±0.08)のレベルだけでなくエストロゲン受容体α蛋白質発現(ND,0.63±0.09;D,1.62±0.28;Dcas,1.38±0.20)のレベルの増加を有した。これらのデータから,雄STZ誘導糖尿病ラットでは,精巣以外の組織はエストラジオール源になる可能性があることを示唆した。特に,糖尿病腎臓は,高度または腎損傷と関連する状態である去勢後にエストラジオールを産生すると思われた。全体的に見て,本データにより,糖尿病と関連する終末器官損傷の発症および/または進行に寄与すると思われる細胞内分泌機構を介して雄におけるエストラジオールの精巣外源の証拠を与えた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
代謝異常・栄養性疾患一般  ,  酵素生理  ,  性ホルモン  ,  腎臓 

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