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J-GLOBAL ID：201002245691294965   整理番号：10A0253537

サイクロフィリンAはチトクロームcの隠蔽によるアポトーシスの負のレギュレーターである

Cyclophilin A as negative regulator of apoptosis by sequestering cytochrome c

著者 (7件)： BONFILS Claude (IRCM, INSERM U896, UM1, CRLC Val d’Aurelle-Paul Lamarque, Montpellier, FRA) ,  BEC Nicole (IRCM, INSERM U896, UM1, CRLC Val d’Aurelle-Paul Lamarque, Montpellier, FRA) ,  LARROQUE Christian (IRCM, INSERM U896, UM1, CRLC Val d’Aurelle-Paul Lamarque, Montpellier, FRA) ,  DEL RIO Maguy (IRCM, INSERM U896, UM1, CRLC Val d’Aurelle-Paul Lamarque, Montpellier, FRA) ,  GONGORA Celine (IRCM, INSERM U896, UM1, CRLC Val d’Aurelle-Paul Lamarque, Montpellier, FRA) ,  PUGNIERE Martine (CNRS, UMR5236, UM1-UM2, Fac. de Pharmacie, Montpellier, FRA) ,  MARTINEAU Pierre (IRCM, INSERM U896, UM1, CRLC Val d’Aurelle-Paul Lamarque, Montpellier, FRA)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 393  号： 2  ページ： 325-330  発行年： 2010年03月05日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ミトコンドリア膜間空間からのチトクロームc遊離は,プログラム細胞死の決定的なイベントである。細胞質では,チトクロームcは,プロカスパーゼ-9を活性化し,続いて下流プロカスパーゼ-3を活性化する,アポトソームと呼ばれる,高分子量複合体の形成に関わる。サイクロフィリンAが,多くの腫瘍および抗アポトーシス機能を示す細胞系で多く発現していることを示す証拠が増している。サイクロフィリンAを構成的に過剰発現する脳組織で,サイクロフィリンAとチトクロームcよりなる混合二量体を見出した。無細胞系で,純粋なサイクロフィリンAが,チトクロームcに依存したプロカスパーゼ-3活性化を阻害することを見出した。更に,スタウロスポリン誘導アポトーシス後のHCT116細胞の細胞質内にサイクロフィリンA-チトクロームc複合体を検出した。結果は,腫瘍細胞では,サイクロフィリンAがチトクロームcの隠蔽によりプロカスパーゼ-3活性化を阻害することを強く支持する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *シス-トランスイソメラーゼ ,  *膜受容体 ,  *薬物受容体 ,  チトクロームc ,  *アポトーシス ,  二量体 ,  カスパーゼ ,  酵素活性化 ,  腫瘍細胞 ,  エーテル ,  ラクタム ,  酸素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第二アミン
準シソーラス用語： *シクロフィリンA ,  カスパーゼ3

分類 (1件)： 細胞構成体一般  (EF03010Z)

物質索引 (1件)： スタウロスポリン

タイトルに関連する用語 (5件)： サイクロフィリンA ,  チトクロームC ,  隠蔽 ,  アポトーシス ,  レギュレーター