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J-GLOBAL ID:201002245715442952   整理番号:10A0779949

H.M.S.チャレンジャーによる1872-1876年の航海で得られた金属に富む堆積物

Metalliferous sediments from the H.M.S. Challenger voyage (1872-1876)
著者 (8件):
資料名:
巻: 74  号: 17  ページ: 5019-5038  発行年: 2010年09月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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標記航海で得た試料の詳細な鉱物学的,地球化学的記述を提供するため,これらの試料を再調査し,この結果を報告した。この航海はこれまで世界規模で行われた最初の組織的な試みだったため,海洋学の年代記において常に秀でた地位を占めている。この探検は,その後の科学航海によって越えられることのない生物学および地質学における基本的発見を行った。引き上げられた不可思議なものの一つは後に”metalliferous”と呼ばれる高濃度の金属を含む堆積物であった。今日では,金属に富む堆積物の性質はよく知られているが,このタイプのまさに最初に採取された試料については今日まで研究されてこなかった。チャレンジャーが南東太平洋で採取した金属に富む堆積物は2つのタイプのものがあり,一つは海嶺頂部と金属含有炭酸塩補償深度(CCD)まで下がった脚部を包む金属に富む軟泥であり,他の一つは中央大洋海嶺地殻の深度におけるCCD下に位置するCaCO3が除去された金属に富む堆積物である。これらの堆積物の自然発生的部分は主として,あまり結晶化していないX線アモルファスFe-Mn-オキシ水酸化物とアモルファス炭酸塩相から構成されている。これらの堆積物は,自然発生ベースにおいて,非常に高濃度のFeおよびMn,極めて低いAl,極めて高いひ素As,Ba,Cd,Co,Cu,Mo,Ni,Pbを含有しているなど他の金属含有堆積物と類似の地化学特性を有しており,その希土類元素の分布パターンは深海の海水と同じパターンを有し,弱い熱水の痕跡を有している。南米の海水および/あるいは陸成のインプットはチャレンジャーの金属に富む堆積物のSr-Nd-Pbシグナチャーを支配している。Zn同位体は主として海水が寄与しており,Fe同位体は非浮遊性プリューム中での比較的遅いFe2+から3+Feへの酸化を示唆している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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海洋地質学  ,  岩石圏の地球化学一般 
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