文献

J-GLOBAL ID：201002245767037053   整理番号：10A0216365

仕事量を考慮したセキュリティ対策選定手法

Security Countermeasures Selection Technique Considering Workload

著者 (4件)： 芝口誠仁 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  稲場太郎 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  中山佑輝 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  岡田謙一 (慶応大 理工)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(CD-ROM)  (情報処理学会論文誌 論文誌ジャーナル(CD-ROM))
巻： 51  号： 2  ページ： 648-657  発行年： 2010年02月15日 
JST資料番号： Z0778B  ISSN： 1882-7837  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年では企業は情報セキュリティ対策に力を入れるようになってきた。しかしセキュリティとコストの間にはトレードオフの問題があり,適切なセキュリティ対策選定手法が必要である。そこで本論文では仕事量を考慮したセキュリティ対策選定手法を提案する。本手法は,就業者に対する脅威,採用可能な対策を分析し,各対策に徹底度を付与する。そして一定期間ごとに就業者の仕事量を評価し,その仕事量と徹底度をもとにその期間にとるべき対策を決定する手法である。在宅勤務モデルにおける計算結果の一例から,単位時間あたりの残業コストが比較的高く,仕事量が一定でないような企業の場合,対策固定のときと比較して10%以上も期待支出を削減できることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンピュータセキュリティ ,  モデル ,  トレードオフ ,  *作業負荷 ,  労働者 ,  在宅勤務 ,  労働時間 ,  減少
準シソーラス用語： コストモデル ,  脅威 ,  残業時間 ,  *仕事量 ,  支出削減 ,  就業者

分類 (2件)： データ保護  (JD01020V) ,  職務・職能管理一般  (KA04010X)

引用文献 (9件)：

• Microsoft Security Intelligence Report Shows Malware Increases, Windows Vulnerabilities Decrease. http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/nov08/11-03SIRv5PR.mspx (accessed 2009/11/13).
• ガートナージャパン.http://www.gartner.co.jp/index.html (2009年11月13日確認).
• Risky Thinking. http://www.riskythinking.com/glossary/annualizedlossexpectancy.php (accessed 2009/11/13).
• Gordon, L. A. and Loeb, M. P.: The Economics of Information Security Investment, ACM Trans. Information and Security, Vol.5, No.4, pp. 438-457(2002).
• 経済産業省企業における情報セキュリティガバナンスのあり方に関する研究会: リスク定量化に関する検討資料 (2005).

タイトルに関連する用語 (5件)： 仕事量 ,  セキュリティ ,  対策 ,  選定 ,  手法