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J-GLOBAL ID：201002245811120796   整理番号：10A0939025

里山と市民-新たな関係は構築されたか-現代の里山をめぐる背景の変化

著者 (1件)： 奥敬一 (森林総合研)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 74  号： 2  ページ： 82-85  発行年： 2010年08月31日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現代の里山をめぐる背景の変化を考察した。里山をとりまく「自然側の変化」と「社会側の変化」を整理し,新たな方向性の萌芽を紹介した。「自然側の変化」には,1)ナラ枯れの拡大,2)大径木の更新,3)獣害,4)繰り返されるマツ枯れの4つがあった。「社会側の変化」には,1)里山域での人口減少,2)市民運動と行政の関係,3)動態保全の理解と浸透の3つがあった。新たな里山保全/管理の萌芽があった。その例として,1)滋賀県近江八幡市白王地区の獣害に対する緩衝帯のプロジェクト,2)京都府北部の丹後半島笹葺き民家の再生,3)石川県珠州市の薪による木質バイオマス利用等を紹介した。里山の保全/管理において,造園関係者が要となる役割を果たすことを期待する。

シソーラス用語： *山岳地 ,  *住民意識 ,  自然環境 ,  *社会変動 ,  コナラ ,  立枯れ ,  樹木 ,  鳥獣害 ,  マツ属 ,  人口移動 ,  過疎化 ,  住民運動 ,  地方自治体 ,  環境保全 ,  資源管理 ,  滋賀県 ,  京都府 ,  石川県 ,  事例研究 ,  森林 ,  *里山 ,  運動

分類 (1件)： 自然保護  (SB06000L)

タイトルに関連する用語 (4件)： 里山 ,  市民 ,  構築 ,  背景