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J-GLOBAL ID：201002245942164250   整理番号：10A1614994

非対称性細胞分裂:最近の進歩と腫瘍生物学への意味合い

Asymmetric cell division: recent developments and their implications for tumour biology

著者 (1件)： KNOBLICH Juergen A. (Inst. Molecular Biotechnology, Austrian Acad. Sci., Vienna, AUT)
資料名： Nature Reviews. Molecular Cell Biology  (Nature Reviews. Molecular Cell Biology)
巻： 11  号： 12  ページ： 849-860  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： W1327A  ISSN： 1471-0072  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非対称性細胞分裂のモデルは,間期,有糸分裂と終期の3つのプロセスがあることを報告している。このモデルが10年前に提案されて以来,新規知見が得られて来ている。今回,非対称性細胞分裂の基礎,決定因子の非対称性局在,中心体(セントロソーム)の新規な役割,娘細胞径の特定及び腫瘍形成における非対称性分裂について概説した。決定因子の非対称性局在の項では,前期の非対称性リン酸化,終期の微小管-細胞皮層相互作用,C.elegansにおける非対称性蛋白質凝集を紹介した。腫瘍形成における非対称性分裂では,D.melanogasterの腫瘍形成,腫瘍形成と哺乳動物幹細胞を紹介した。局在したリン酸化は有糸分裂の細胞運命決定因子の非対称性凝集の原因であり,中心体と微小管はこの過程に重要な役割を演じることが明らかとなった。また,幹細胞の非対称性分裂はこの分野に新規視点を提供し,非対称性細胞分裂と腫瘍形成間の興味深い関連が明らかとなった。

シソーラス用語： *細胞分裂 ,  *非対称性 ,  中心体 ,  リン酸化 ,  微小管 ,  相互作用 ,  Caenorhabditis elegans ,  ショウジョウバエ ,  哺乳類 ,  幹細胞 ,  有糸分裂 ,  細胞生理 ,  *腫瘤形成
準シソーラス用語： *腫瘤形成【tumorigenesis】 ,  Drosophila melanogaster ,  決定因子 ,  細胞運命 ,  細胞間相互作用 ,  腫瘍形成 ,  蛋白質凝集 ,  腫瘍幹細胞

分類 (2件)： 細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (3件)： 非対称性 ,  細胞分裂 ,  腫瘍生物学