文献
J-GLOBAL ID:201002245954680903   整理番号:10A0252802

単一及び二重ホウ素ドープカーボンナノチューブにおける局所的及び広域的電子効果

Local and Global Electronic Effects in Single and Double Boron-Doped Carbon Nanotubes
著者 (6件):
資料名:
巻: 114  号:ページ: 1528-1533  発行年: 2010年01月28日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
カーボンナノチューブ(CNTs)の最初の報告以来,これらの物質の独特な構造的,機械的,化学的,電気的及び磁気的特性,これらの特性を制御する方法を見つける研究を刺激し,その結果ナノチューブに基づくナノスケール物質の有用な設計が達成され得る。ナノチューブ特性の制御は固有のチューブトポロジーの改良,すなわち置換ドーピィングにより実現され,半導体と類似してCNTs中の炭素のホウ素置換はp-ドープ(正孔)CNTsをもたらし,これは走査型トンネル顕微鏡と同様に輸送測定により確証されている。しかし,うまく調整されたドープCNTsを生成する技術は今なお開発中である。ホウ素-ドープ単層カーボンナノチューブ(BSWCNTs)の構造的,エネルギー的及び電気的特性が密度関数理論(DFT/B3LYP)を用いる有限長の二つのモデル,(4,0)と(1,0)熟成系の種々の異性体に対して実行される。単一ホウ素置換の場合には構造の対象性により四種の異性体が可能であり,特定部位の二重ホウ素置換は三つの配置,B-B,B-C-B及びB-C-C-Bで表現され,15種の異性体が生じる。CNTsへのホウ素の挿入はCNT中の通常のC-C距離と比較してより長いB-C結合距離による炭素骨格の局所的構造摂動に導かれ,より高いホウ素原子濃度は形成のエネルギーコスト,すなわち不安定性を増加させる。ホウ素ドーピングはπ-共役系に大きく摂動を与え,分子軌道の新しい編成は炭素が置換された位置に強く依存する。分子軌道や電子密度の性質を考慮すると二つのホウ素原子挿入の効果は近似的に加算的であるが,原子荷電の組織化は負荷電炭素で取り囲まれる正荷電ホウ素を有する局所的特性を持ち,そのような電子密度分布の特性がCNTの反応性に影響を与える。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
炭素とその化合物  ,  原子・分子のクラスタ 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る