文献
J-GLOBAL ID:201002246025447087   整理番号:10A0504162

コバルト(II)クバン[CoII4(Cl)4(HL)4]の合成,磁気特性及びSTM分光学

Synthesis, Magnetic Properties, and STM Spectroscopy of Cobalt(II) Cubanes [CoII4(Cl)4(HL)4]
著者 (9件):
資料名:
巻: 16  号: 16  ページ: 4784-4792  発行年: 2010年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
無水THF中,LiHが存在する嫌気条件で塩化コバルト(II)六水和物と異なる種類のN置換ジエタノールアミンH<sub>2</sub>L<sup>2-4</sup>を反応させることによって3種の等構造四核コバルト(II)クバン[Co<sup>II</sup><sub>4</sub>(Cl)<sub>4</sub>](H<sub>2</sub>L<sup>2~4</sup>)<sub>4</sub>]錯体を合成し,赤外分光法,質量分析,元素分析,単結晶X線解析によってこの錯体の構造を特性化した。配位子置換基を選択することによって,固体状態におけるクバン核[Co<sub>4</sub>(μ<sub>3</sub>)-O)<sub>4</sub>]<sup>4+</sup>の配向及び三次元骨格の形成を制御することができ,また単結晶について磁気特性を調べることができた。錯体[Co<sup>II</sup><sub>4</sub>(Cl)<sub>4</sub>](H<sub>2</sub>L<sup>2</sup>)<sup>-</sup><sub>4</sub>]は,正方晶系,空間群P<span style=text-decoration:overline>4</span>に属する。市販MPMS SQUID系を用いてこの錯体の磁気特性を調べた。またこの錯体でのコバルト(II)中心は純粋な分子内強磁性結合を示し,基底状態スピンはS=6であった。軸型異方性であることから,低温における磁化反転は[Mn<sub>12</sub>]と同程度の高さの異方性障壁によって妨げられていた。錯体[Co<sub>4</sub>(μ<sub>3</sub>)-O)<sub>4</sub>]<sup>4+</sup>のは単一分子磁石であり,ブロッキング温度約4.4K以下でヒステリシス磁化特性を示すが,磁化量子トンネル現象が迅速であることからヒステリシスループはゼロ磁場で崩壊した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
コバルトとニッケルの錯体  ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  ,  分子の電気的・磁気的性質 

前のページに戻る