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J-GLOBAL ID：201002246028931672   整理番号：10A0579523

スギ林土壌の地形による違いと経時変化

著者 (2件)： 佐々木重行 (福岡県森林林技セ) ,  廣田篤彦 (福岡県筑後農林事務所)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 63  ページ： 124-127  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2005年に造林後,無間伐で経過した福岡県八女郡矢部林矢部第一試験林のスギ林分内の150地点以上の土壌成分を調査し,過去の調査データと比較した。その結果,土壌の変化はA層の厚さが1958年より大幅に減少した。これは無間伐であったために林床が暗く,下層植生が繁茂しないため表土が流亡したことが原因と思われる。また,土壌pH,交換性塩基の濃度低下がみられた。今回対象とした林分では植栽後下刈りは実施されたが,その後除伐や間伐は行われなかった。これらと土壌成分の変化との関連性は今後調査を実施する予定である。

シソーラス用語： *スギ ,  *森林土 ,  造林 ,  *土壌調査 ,  間伐 ,  *林分 ,  表層土 ,  水素イオン濃度 ,  塩基 ,  層厚 ,  土壌侵食 ,  林床植物 ,  *土壌酸性度 ,  減少 ,  下刈り ,  除伐 ,  針葉樹林 ,  地形効果 ,  経時変化 ,  福岡県 ,  土壌物質動態
準シソーラス用語： A層 ,  交換性塩基 ,  濃度低下 ,  表土流亡 ,  無間伐

分類 (2件)： 森林保育  (FF03040H) ,  土壌調査  (FB04080U)

引用文献 (8件)：

• 今矢明宏ほか (2007) 九州森林研究60: 142-143.
• 今矢明宏ほか (2008) 九州森林研究611146-148.
• 伊藤忠夫 (1976) 茨城県林試研究報告9: pp. 105.
• 亀和田邦彦 (1997) 交換性陽イオン・陰イオン (土壌環境分析法t427pp, 博友社, 東京) 215-222.
• 佐々木重行ほか (1996) 福岡県森林技セ研報1: 13-55.

タイトルに関連する用語 (4件)： スギ林 ,  土壌 ,  地形 ,  経時変化