抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ホスホランバン(PLB)によるSERCA1a[筋小胞体カルシウムATPアーゼ]及びSERCA2aカルシウムポンプイソ型の調節を研究するために,蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)により生細胞におけるPLB-SERCA相互作用を定量した。SERCA1a及びSERCA2aに関して,PLBへのFRETは64Åのプローブ分離距離に応答して蛋白質発現レベルの最大値への上昇を伴って増加した。データにより,個別調節複合体は全般的に同じ四次構造と推定されることを示した。しかしながら,FRET測定により,PLBはSERCA2aに比較してSERCA1aに50%高い見掛けの親和性を保持することを示した。これらの結果から,個別調節複合体の構造類似性にかかわらず,SERCA2aを超えるPLBのSERCA1aへの選択的結合が存在することを示唆した。この見掛けの選択性はSERCA1aをSERCA2aの代替として使用する生化学研究に関連するらしい。それはまた心筋でのSERCAイソ型の過剰発現の治療に対して重要な戦略的検討材料であるらしい。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.