抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東芝ライテック株式会社の清水氏がLED照明の最新技術と動向について解説した。効率が高く寿命が長いLED照明は地球温暖化防止に貢献すると期待されている。LED照明の種類には(1)青・赤・緑で発光するLEDの組み合わせ,(2)紫外あるいは近紫外発光LEDと青・赤・緑で発光する蛍光体の組み合わせ,(3)青色発光LEDと黄色発光蛍光体の組み合わせの3種類がある。現状では高効率である(3)の方式が主流である。光源は初期光量の70%になった時点で寿命が定義されており,LED照明は10000~40000時間にまで達している。またLED照明の効率の理論限界は300lm/Wであると言われており,2009年現在では100lm/Wが達成されており,2015年には150lm/Wになると期待されている。LED照明は新しい照明であり,電気用品安全基準の対象になっていない。LEDは熱となる赤外線を発生しないが,100lm/Wの性能では消費電力の70%が熱に変換されており,放熱設計が必要である。また今後LED照明が普及すると高調波や力率についても考慮する必要がある。最近ではLED照明がダウンライト,防犯灯,面照明としてのベースライト,電球型LEDランプに適用されている。今後LED照明は環境負荷の低減に寄与していくことが期待される。