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J-GLOBAL ID:201002246312846944   整理番号:10A0309264

米国中西部の2都市における炭素質エアロゾルと関連する発生源トレーサの空間変動

Spatial variability of carbonaceous aerosols and associated source tracers in two cites in the Midwestern United States
著者 (9件):
資料名:
巻: 44  号: 13  ページ: 1597-1608  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2007年7月及び2008年1月と2月に,実施された集中的な2回の1箇月測定キャンペーン期間中に,米国中西部の都市,ミシガン州デトロイトとオハイオ州クリーブランド内のそれぞれ3箇所のサイトで,微細炭素質エアロゾルの半連続的及び24時間平均測定を同時に行った。24時間測定結果の比較から,局所的発生源の影響と整合性がある炭素質エアロゾルの顕著な都市域内変動が明らかになり,PM2.5の有機炭素(OC)及び元素状炭素(EC)両方の過剰がそれぞれの都市の個々のサイトにおいて同定された。時間分解能の高い黒色炭素(BC)の測定結果から,EC濃度は高速道路及び交通量の多い一般道路に隣接したサイトにおいてより大きく,経時変動パターンから,高速道路近傍サイトのEC過剰は移動発生源からのエミッションにより支配されており,一方で幹線道路から離れたサイトのEC過剰は点/面発生源からのエミッションにより支配されていることが示唆される。OC濃度のサイト-サイトの変動は近隣スケール(0.5~4km)ではおよそ7%以内であり,都市域スケール(4~100km)では4~27%の間である。これに対して有機発生源トレーサの測定は化学物質収支(CMB)発生源同定モデルとの組合せによれば,PM2.5のOCへの移動及び固定発生源の寄与における空間分布はしばしばOC質量濃度における変動を3倍以上に達した。移動発生源,バイオマス燃焼煙,天然ガス,及び石炭燃焼のマーカーは近隣スケール内では60%,また都市域スケールでは200%を超えた程度の相違を示した。この研究期間で得られた観測から,都市域における炭素質エアロゾルの過剰は以前に報告されていたよりはるかに複雑であり,また,より厳密な,発生源を志向した手法を用いて中西部の工業化された環境における炭素質エアロゾルへの暴露に関連したリスクを評価することが必要であることが示唆される。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定  ,  都市問題,都市防災 

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