抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
数値シミュレーションと現実の観測は共に完全ではない。データ同化はこの不完全な両者を融合して最大限の情報を引き出す統計数理に基づいた学際的科学である。特に,地球惑星科学では,その手法としてアンサンブルKalmanフィルタの台頭など近年発達が著しい。この一環として,数値シミュレーションでも観測でも「掴みどころが無い」雲の研究においてこそ,両者の橋渡しをするデータ同化が重要な役割を演じると思われる。更に,このような研究が気候変動予測や数値予報の改善に役立つかも知れないとなると,近い将来で最もエキサイティングな研究分野の一つとして注目に値する。