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J-GLOBAL ID：201002246358551787   整理番号：10A1336517

ヒドロゲナーゼの機能モデルとしてのニッケル(II)-硫黄をベースとするラジカル配位子錯体

A Nickel(II)-Sulfur-Based Radical-Ligand Complex as a Functional Model of Hydrogenase

著者 (4件)： BEGUM Ameerunisha (Indian Inst. of Technol. Kanpur, Uttar Pradesh, IND) ,  BEGUM Ameerunisha (Gandhigram Rural Univ., Tamil Nadu, IND) ,  MOULA Golam (Indian Inst. of Technol. Kanpur, Uttar Pradesh, IND) ,  SARKAR Sabyasachi (Indian Inst. of Technol. Kanpur, Uttar Pradesh, IND)
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 16  号： 41  ページ： 12324-12327  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ニッケル(II)ラジカル配位子錯体に{NiS₄}コアをもつ錯体[Ni^II(L^2-)(L^-)][PPh₄](1:L=cis-1,2-ジカルボメトキシエチレンジチオラート)を示した。これは反応2H⁺+2e^-・H₂の手軽な触媒作用を示す。この錯体は天然のニッケルヒドロゲナーゼで観測されるのと似たESRスペクトルと酸化還元電位値を示す。かなり低い還元電位で有機および水性酸性媒質で1の電気化学的プロトン還元効率を調べた。この錯体はヒドロゲナーゼ反応を模倣する。{NiS₄}コアをもつ1はE_p=-0.71V vs Ag/AgClの還元電位でCH₃CNと水中で約E_p=-0.69Vのこれまで最低の電位で水素放出を電気触媒する。プロトン還元の前に錯体1の硫黄供与体サイトはプロトン化していることが分かった。

シソーラス用語： *ニッケル錯体 ,  *酵素モデル ,  *ヒドロゲナーゼ ,  チオ錯体 ,  チオラート ,  *電極触媒 ,  *触媒活性 ,  酸化還元電位 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  水溶液 ,  溶媒効果 ,  水素発生反応 ,  陽子 ,  プロトン化 ,  接触還元 ,  ラジカル ,  サイクリックボルタンメトリー ,  密度汎関数法 ,  LUMO ,  脂肪族ニトリル
準シソーラス用語： B3LYP ,  SOMO

分類 (3件)： コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  電気化学反応  (CB07050F)

物質索引 (1件)： アセトニトリル

タイトルに関連する用語 (7件)： ヒドロゲナーゼ ,  機能モデル ,  ニッケル ,  硫黄 ,  ラジカル ,  配位子 ,  錯体