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J-GLOBAL ID：201002246415241439   整理番号：10A0984688

信頼性向上を目的とした組込みソフトウェア向けプログラミング言語の開発

Development of a Programming Language to Improve Reliability of Embedded Software

著者 (2件)： 岡山直樹 (宮崎大) ,  片山徹郎 (宮崎大)
資料名： Memoirs of the Faculty of Engineering, University of Miyazaki  (Memoirs of the Faculty of Engineering, University of Miyazaki)
号： 39  ページ： 301-306  発行年： 2010年09月30日 
JST資料番号： G0471A  ISSN： 0540-4924  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 組み込みソフトウェアは開発段階で高い品質が求められるので,一般的に用いられているC言語は機能安全に関して推奨できない。本論文では,1)コード上で変数や値がどの型をとっているのかを明示化する型サフィックス,2)コード中での型の宣言,3)変数の値チェックに基づくエラー終了,4)状態遷移表や状態遷移図と一対一の関係を持つ状態遷移構文を特徴とする組み込みソフトウェア開発向けプログラミング言語を開発した。2)はtypedef文を用いて行い,それをコンパイラが解析して型テーブル構造体に値をセットし,型テーブルに登録する。3)は演算した結果または値をレジスタに格納した後で,型テーブル構造体に格納されている変数の取り得る最大値と最小値と比較し,範囲を超えていた場合にエラー終了する。4)はコンパイラによって解析され,状態ごとに状態の開始位置を表すラベルを付け,ラベルにジャンプすることで状態を切り替える。C言語との比較を行ったところ2),3)によってソフトウェアが予期せぬ状態や無限ループに陥ることがなくなり,4)によって予期せぬ状態に移行するバグの発見が容易になるなど,信頼性の向上が確かめられた。

シソーラス用語： *プログラミング言語 ,  *ソフトウェア ,  ソフトウェア開発 ,  信頼性 ,  *コンパイラ ,  データ型 ,  構造体 ,  表 ,  レジスタ ,  C言語 ,  *デバッギング
準シソーラス用語： 型テーブル ,  型テーブル構造体 ,  *組込みソフトウェア

分類 (2件)： 汎用プログラミング言語  (JD03051H) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 信頼性向上 ,  組込みソフトウェア ,  プログラミング言語 ,  開発