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J-GLOBAL ID:201002246450566456   整理番号:10A0389247

土壌中の糸状菌および細菌の増殖の相反するpHの関係のメカニズムの評価

Investigating the mechanisms for the opposing pH relationships of fungal and bacterial growth in soil
著者 (3件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 926-934  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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土壌pHは土壌中で最も大きな影響を与える変動要因のひとつであり,土壌微生物群集の大きさ,活性および群集構造に大きく影響する。細菌増殖はpHと正の相関を示すが糸状菌増殖はpHが低下するにつれて増加するということが,1世紀前に人工的にpH勾配(pH4.0~8.3)を作った耕土で示された。このメカニズムの一部を明らかにするために,pH勾配をもつ土壌サンプルに,特に糸状菌増殖を増進する植物質(藁)および細菌増殖を増進する植物質(アルファルファ)を加え,5日間の室内培養実験を行った。競争的な相互作用が分解者群集にpH勾配に沿った変化を起こすかを調査するために準備した全てのpH勾配において,細菌増殖も選択的細菌生育抑制剤(ブロノポール)の施用によって阻害された。藁は細菌増殖よりも糸状菌増殖に相対的に優位性を示し,アルファルファはその逆であった。しかし,pHによる糸状菌:細菌の増殖変化の一般的なパターンは基質の添加によって影響を受けず,このことは適切な基質の不足が微生物群集のpHによる影響の要因ではないことを示唆した。ブロノポールによる細菌の増殖阻害に対する反応において,アルファルファおよび藁の添加によりpH7までは糸状菌の増殖刺激があったがそれを超えることはなかった。しかし,エルゴステロールの集積(糸状菌のバイオマスの指標)は,アルファルファを加えた後の培養で全てのpHにおいて増加した。このことは糸状菌増殖がアルファルファとブロノポール両者の添加で5日間の培養によってある割合で高くなることを示唆した。時系列実験でこのことを実証した。高いpHの耕土で糸状菌増殖が低いことは,多くの場合基質の制限ではなく細菌との競合によって起こったと結論した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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土壌生物  ,  異種生物間相互作用 

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