文献

J-GLOBAL ID：201002246590161413   整理番号：10A1529594

「技術研究所再整備」常温硬化型高じん性高強度モルタル「スリムクリート」の屋内ブリッジへの適用

Construction of Indoor Bridge with High-ductility and High-strength Mortar Cured at Normal Temperature-′′SLIM-Crete′′

著者 (6件)： 武田篤史 (大林組) ,  平田隆祥 (大林組) ,  石関嘉一 (大林組) ,  丹羽博則 (大林組) ,  渕田安浩 (大林組) ,  渡辺哲巳 (大林組)
資料名： 大林組技術研究所報(CD-ROM)  (Report of Obayashi Corporation Technical Research Institute (CD-ROM))
号： 74  ページ： 15-1(10P)  発行年： 2010年12月01日 
JST資料番号： G0068C  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スリムクリートは,圧縮強度170N/mm²以上,引張強度11N/mm²以上の材料強度を持つ高じん性高強度モルタルであり,超高強度繊維補強コンクリート(Ultra high strength Fiber reinforced Concrete:以下UFCと表記)と呼ばれる材料に含まれる。既往のUFCは給熱養生が必要であり適用対象に制約があったが,スリムクリートは,特殊な配合とすることにより,給熱養生が不要な常温硬化が可能となった。よって,現場打設やサイトプレキャストも可能となり,適用性は大きく広がり,コストダウンも可能となる。本論文は,開発したスリムクリートの概要を述べるとともに,実構造物への適用事例として,引張応力度を許容するPC構造として設計した部材の概要を示す。さらに,その施工性,構造性能,耐火性能について述べたものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *超高強度コンクリート ,  *モルタル ,  繊維強化 ,  *プレストレストコンクリート構造 ,  鋼繊維 ,  高強度鋼 ,  撚線 ,  ポリプロピレン繊維 ,  流動性 ,  圧縮強さ ,  引張強さ ,  歩道橋 ,  プレストレス ,  歪軟化 ,  亀裂幅 ,  応力歪特性 ,  曲線 ,  歪分布 ,  耐火性 ,  温度測定 ,  たわみ ,  経時変化
準シソーラス用語： UFC ,  スチールコード ,  温度履歴 ,  荷重-変形曲線 ,  超高強度モルタル

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (11件)：

• 佐藤清, 他: 複合アーチ型シールドトンネルにおける隅部セグメントの配筋に関する検討, コンクリート工学年次論文集, 第32回, pp. 835-840,(2008)
• 土木学会: 複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料設計・施工指針 (案), コンクリートライブラリー127,(2007)
• 平田隆祥, 他: 高じん性繊維補強モルタルを用いた実規模橋脚基部の震動破壊形態の改善, 第65回年次学術講演会講演概要集,(2010)
• 小松雄一, 他: 薄型高靱性セメントボードを使った既設高欄改修工法, 第64回年次学術講演会講演概要集, 土木学会, pp. 783-784,(2009)
• 早川健司, 他: 有機短繊維を使用した湿式吹付け高靭性ポリマーセメントモルタルの基礎性状, コンクリート工学年次論文集, Vol.31, No.1, pp. 379-384,(2009)

タイトルに関連する用語 (7件)： 研究所 ,  整備 ,  常温硬化 ,  高じん性 ,  高強度モルタル ,  屋内 ,  ブリッジ