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J-GLOBAL ID:201002246745422430   整理番号:10A1072592

カナリー諸島,エル・ヒエロとラ・パルマの下のHIMUタイプ・マントルにおける沈み込み海洋地殻とリソスフェアのはっきりと異なる割合に対する証拠

Evidence for distinct proportions of subducted oceanic crust and lithosphere in HIMU-type mantle beneath El Hierro and La Palma, Canary Islands
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巻: 74  号: 22  ページ: 6565-6589  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ラ・パルマとエル・ヒエロからの盾状期高MgOアルカリ溶岩は,そのO-Sr-Nd-Os-Pb同位体組成と主要,微量,高親鉄元素(HSE)量に対し特徴づけられた。新しいデータをまた,付随する進化岩石と同伴捕獲岩に対して報告した。エル・ヒエロ対ラ・パルマからの高Os溶岩に対するPd/Irと同位体比の明らかな違いを,そのデータセットから明らかにしている。マグマ輸送の際の地殻あるいはリソスフェアの異化作用は,その溶岩の同位体比あるいは元素量の変化を説明することができない。オリビン,単斜輝石,付随する初期晶出鉱物の浅いレベルの結晶-液体分別は,適合元素とHSE量を支配する。そこにはまた,レニウムの地表脱ガスに対する証拠がある。高MgO溶岩は,始原マントル量の見積もりに比べ,軽希土類元素,Nb,Ta,U,Thに富み,KとPbに乏しく,HIMU型海洋島玄武岩に典型的である。微量元素量と比はエンリッチ・マントル源の部分溶融の低い度合いを調和し,柘榴石安定領域で始まる。西部カナリー島溶岩は硫黄不飽和で,0.07±0.05Os,0.17±0.16Ir,0.34±0.32Ru,2.6±2.5Pt,1.4±1.2Pd,0.39±0.30Reの推定母体メルトHSE量を有した。これらの見積もりによると,カナリー島アルカリ玄武岩は低いOs,Ir,Ruを持つが,ハワイのソレアイトと同じPt,Pd,Reを持つ。溶岩のHIMU親和性は,ラ・パルマに対する低いδ<sup>18</sup>O<sub>olivine</sub>と高い<sup>206</sup>Pb/<sup>204</sup>Pb及びエル・ヒエロに対する高い<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Osとともに,異なる割合の再循環海洋地殻とリソスフェアの溶融を意味する。各島間の同位体差を説明する望ましいモデルは,同じ年代の再循環海洋地殻とリソスフェアの可変割合からできた<10%輝岩/エクロジャイトによる橄欖岩マントル交代作用からの生成である。西部カナリー島溶岩の放射性<sup>206</sup>Pb/<sup>204</sup>Pb,<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Os,高いRe/OsとPt/Os,低いδ<sup>18</sup>Oの対応は,再循環海洋地殻とリソスフェアが,HIMU型海洋島玄武岩特性のスペクトルを生成する強力な支援を与える。エル・ヒエロとラ・パルマの層序中の地球化学的不均質性の維持は,比較的短い長さスケールにわたるマントル源のこれらの再循環成分の長期保存を示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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岩石圏の地球化学一般 

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