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J-GLOBAL ID：201002246788138948   整理番号：10A0713389

量子回転子誘起超偏極

Quantum rotor induced hyperpolarization

著者 (4件)： LUDWIG Christian (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  SAUNDERS Martin (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR) ,  MARIN-MONTESINOS Ildefonso (Oxford Instrument, Oxfordshire, GBR) ,  GUENTHER Ulrich L. (Univ. Birmingham, Birmingham, GBR)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 24  ページ： 10799-10803  発行年： 2010年06月15日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 化学的及びパラ水素誘起偏極,光学的ポンピング,及び動的核偏極法(DNP)などがNMR固有の低感度性の限界を克服するための超偏極法として知られている。近年ではDNPが最もポピュラーな手法になっている。本論文では,メチル群における量子回転子効果に起因する機構による超偏極について実験的に検討した。本法では1.5K以下の温度において偏極を生成することができ,DNPと干渉することがわかった。本機構によって生成された偏極は炭素に結合した水素原子核(陽子)によって効率的に輸送される。アセトン,6-クロロ-2ヘキサン,ペンタノール,酢酸及び酢酸/水混合系などについて詳細に調べたが,これら以外にも広範囲の分子に対して量子回転子効果による偏極が期待される。量子回転子偏極の陽子鎖に沿った輸送についても実験的に調べた。低温DNPの偏極に影響するだけではなく,NMRの感度向上に対する新規手法として期待できることが示唆された。

シソーラス用語： *分極 ,  回転子 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  水 ,  混合液体 ,  脂肪酸 ,  脂肪族ケトン ,  薬物
準シソーラス用語： 量子回転子 ,  *超偏極 ,  ペンタノール

分類 (1件)： 有機化合物のNMR  (BM07044Q)

物質索引 (2件)： 酢酸 ,  アセトン

タイトルに関連する用語 (4件)： 量子 ,  回転子 ,  誘起 ,  超偏極