抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空間の認識に対する理論について解説しつつ,空間における「形態」の定義付けを行い,形態を分析することによって得られる知見について考察した。まず,科学哲学者カール・ポッパーが提案した概念について述べたうえで,人間の精神宗教現象学者であるミルチャ・エリアーデの示した理論について述べた。エリアーデは,宗教に見られる人間の世界観を比較分析し,空間に対して人がどのように認識してきたかを研究し,神話や伝承の中にある枠組みを分析した。続いて,構造主義の中心的な学者レビィ・ストロースが提唱した「ゲーム」と「儀礼理論」の相対概念による理論,アレグザンダーが示したセミラティスの概念について述べた。これらの理論を踏まえて,筆者の空間における形態論を示した。