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J-GLOBAL ID：201002246944635680   整理番号：10A0509635

高密度ラビリンス堰放流特性への下流水位の影響について

著者 (4件)： 常住直人 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  高木強治 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  後藤眞宏 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  浪平篤 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 210  ページ： 179-188  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放流能力,流況安定性の点で有用な近三角形形状の高密度ラビリンス堰について,水理実検により下流水位(セキ上げもしくは直下落水)の影響解明を試みた。その結果,1)高密度ラビリンス堰(近三角形形状)であっても越流水頭が小さい場合は,下流セキ上げにより必ずしも放流能力低下とならない,すなわち流況変化により放流能力が上下すること,比較的設計水頭が高い場合は高密度形状でもセキ上げによる放流能力低下が抑えられる,2)堰直下で落水させた場合も放流能力がほとんど変わらない,こと等が分かった。また,得られた知見から下流水位の影響を考慮した流量係数推計式,水理設計手法を提案した。

シソーラス用語： *堰 ,  *放流 ,  三角形 ,  水理模型試験 ,  水位 ,  状態 ,  流量係数 ,  *背水 ,  越流
準シソーラス用語： ラビリンス堰 ,  流況

分類 (2件)： 堰,水門  (RC10020Y) ,  河川工事  (RC12030X)

引用文献 (15件)：

• Indlekofer, H., Rouve, G.(1975): Discharge over the Polygonal Weirs, Journal of the Hydraulics Division, Proc. of the A. S. C. E., 3, 385-401
• Hay, N., Taylor, G.(1970): Performance and Design of Labyrinth Weirs, Journal of the Hydraulics Division, Proc. of the A. S. C. E., 11, 2337-2357
• 柏井条介・中西 徹 (1988): ラビリンス型越流部の放流特性, 土木技術資料, 30(1), 14-19
• Lux, F., Hinchliff, D.(1985): Design and Construction of Labyrinth Spillways, 15th Commission Internationale des Grands Barrages, 249-274
• Lux, F.(1989): Design and Application of Labyrinth Weirs, International Symposium on Design of Hydraulic Structures (2nd), 205-215

タイトルに関連する用語 (4件)： ラビリンス堰 ,  放流 ,  下流 ,  水位