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J-GLOBAL ID:201002247038239560   整理番号:10A0451216

サルファーマスタードとクロロエチルメチルスルフィドのヒト細胞膜支援タンパク質への直接結合:サルファーマスタードによる病変への意味

Direct binding of sulfur mustard and chloroethyl ethyl sulphide to human cell membrane-associated proteins; implications for sulfur mustard pathology
著者 (6件):
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巻: 878  号: 17-18  ページ: 1426-1432  発行年: 2010年05月15日 
JST資料番号: W0571A  ISSN: 1570-0232  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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サルファーマスタード(SM)は,皮膚上で遅い治癒によって特徴付けられる消耗性水疱と潰瘍性病変をもたらす強力な発疱剤である。SM誘導発疱疹を防御する特異的医学的対応策はないので,SNは大きな軍事的脅威としてとどまっている。SMがこれらの損傷を引き起こす機構を調べるために,筆者らは,発疱応答と病変に重要な細胞内タンパク質の同定を目指した。SMによる直接結合の目標物である膜タンパク質,及び膜支援タンパク質をCEES(クロロエチルメチルスルフィド)によって結合される目標物と比べた。CEESはSMと比べて低い発疱剤であるので,これら2つのマスタードの結合の差異からマスタード発疱応答に直接的に関係する重要なタンパク質が明らかになると仮定した。HaCaT細胞から分画したヒト細胞膜を14C-SM,又は14C-SMに暴露し,SM,又はCEESに結合した膜タンパク質を2Dゲル電気泳動法によって分離し,蛍光光度分析によって位置を確認した後,質量分析法によって同定した。SMとCEESによって特異的に標識された多くのタンパク質が同定された。アクチン,アネキシンA2,及びケラチン9が,SMによって同じ濃度でのCEESよりも,より大きな強度で標識された。したがって,本研究の結果は,これらのタンパク質に結合するSMは,SM暴露後の複雑な病変に寄与することを示唆する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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有機化合物の各種分析  ,  有機化合物の毒性  ,  蛋白質・ペプチド一般 
引用文献 (28件):
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