文献
J-GLOBAL ID:201002247047761261   整理番号:10A0676723

ポリアニリンで被覆された神経プローブへの電気刺激の下での蛋白質の吸着

Protein adsorption under electrical stimulation of neural probe coated with polyaniline
著者 (5件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 72-78  発行年: 2010年10月01日 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ポリアニリン(PANI)ナノ粒子をPt電極の表面で重合させてナノ構造のフィルムを得た。走査型電子顕微鏡(SEM)と原子間力顕微鏡(AFM)測定より,HClO4とクエン酸をドープした調製直後のPANIフイルムは緻密で,ナノ粒子の直径がそれぞれ50と30nmであることがみとめられた。また電極の表面は完全にPANIフィルムに覆われていた。0.9%の塩化ナトリウムの溶液中で1ケ月電気刺激を加えた後でも,PANIフィルムに亀裂は現れなかった。この緻密なフィルムはPt表面の保護膜として役立ち,長時間使用する電極をコーティングする目的にに適している。ヒト血漿フィブロネクチン(FN)とウシ血清アルブミン(BSA)吸着の一定時間毎の観察では,電気刺激によって蛋白質のPANIフィルムへの吸着量が電気刺激のない場合の1.7倍増加することが明らかとなった。また120分間のBSA吸着後のSEM画像より,電気刺激はBSAの凝集を生じるが,PANIフィルムで被覆することで,そのナノ構造によって凝集が抑制されることがみとめられた。蛋白質の吸着はPANIフィルムの伝導性を減少させることも見出されたが,これは蛋白質によってバリアーが生成するためと思われる。以上の結果は,導電性高分子を神経プローブの被覆に用いるための重要な参考材料となると考える。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
固-液界面  ,  電極過程 

前のページに戻る