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J-GLOBAL ID：201002247056625036   整理番号：10A0524099

CD36を遺伝子的に除去してもマウスの脳の多価不飽和脂肪酸の濃度は変化しない

Genetic Ablation of CD36 Does not Alter Mouse Brain Polyunsaturated Fatty Acid Concentrations

著者 (7件)： SONG Byung Jun (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  ELBERT Adrienne (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  RAHMAN Tupur (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  ORR Sarah K. (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  CHEN Chuck T. (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  FEBBRAIO Maria (Cleveland Clinic, OH, USA) ,  BAZINET Richard P. (Univ. Toronto, ON, CAN)
資料名： Lipids  (Lipids)
巻： 45  号： 4  ページ： 291-299  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： B0873A  ISSN： 0024-4201  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脳では,膜の流動性,ニューロンの生存およびシグナル伝達の調節に多価不飽和脂肪酸(PUFA)が必要である。脳はPUFAを合成できないためPUFAは血液から供給されているが,PUFAが脳に移行する経路は不明である。本研究では,脳のPUFA濃度の維持におけるCD36の役割について検討した。9週齢のCD36^-/^-マウスと野生型の同腹マウスの脳を4つに分け,それぞれの領域の総脂肪酸濃度およびリン脂質のクラスを薄層クロマトグラフィーおよびガスクロマトグラフィーにより調べた。野生型マウスとCD36^-/^-マウスの間で,異なる脳の領域内のアラキドン酸およびドコサヘキサエン酸の濃度に統計学的差はなかった。CD36^-/^-マウスのリン脂質画分の一部で,一価不飽和脂肪酸の濃度が低下していた。以上より,CD36は脳のPUFAの濃度の維持には必要ではなく,他の機構が関与していることが示唆された。

シソーラス用語： *CD抗原 ,  *膜糖タンパク質 ,  ポリエン ,  *不飽和脂肪酸 ,  リン脂質 ,  突然変異体 ,  脳 ,  *組織中濃度 ,  脂肪酸組成 ,  海馬 ,  ω-3脂肪酸
準シソーラス用語： *CD36 ,  多価不飽和脂肪酸

分類 (1件)： 脂質一般  (EB05010B)

物質索引 (2件)： アラキドン酸 ,  ドコサヘキサエン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： CD36 ,  遺伝子 ,  マウス ,  脳 ,  多価不飽和脂肪酸