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J-GLOBAL ID:201002247243899336   整理番号:10A0952498

Scn1aミスセンス変異はラット海馬でGABAA受容体が仲介するシナプス伝達を弱める

Scn1a missense mutation impairs GABAA receptor-mediated synaptic transmission in the rat hippocampus
著者 (6件):
資料名:
巻: 400  号:ページ: 117-122  発行年: 2010年09月10日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Nav1.1チャンネルサブユニットSCN1Aの変異は,ヒト熱性発作(FS)の病因に関わる。我々は最近,Scn1aにミスセンス変異(N1417H)を有する,FSの新しいラットモデル,高熱誘導発作感受性(Hiss)ラットを開発している。ここでは,特にGABA作動系を中心にして,海馬シナプス伝達に与えるScn1a変異の影響を明らかにする,電気生理学的研究を行った。海馬スライスを,HissまたはF344(対照)ラットから調製し,in vitroで95% O2と5% CO2で飽和した,人工脳脊髄液中に維持した。単一ニューロン活性は,CA1錐体ニューロンから記録し,シェファー側枝/交連線維の試験(非コンディション化)または対パルス(PP)刺激に対するそれらの反応を,評価した。Hissラットは,最初にペンチレンテトラゾール誘導発作に対し試験し,GABAA受容体のブロックに対し高い発作感受性を示すことを確認した。HissラットにおけるScn1a変異は,シェファー側枝/交連刺激により誘導した,CA1錐体ニューロンのスパイク生成(すなわち,誘導スパイクとファイアリング閾値)に直接影響しなかった。しかしながら,PP刺激による錐体ニューロンのGABAA受容体が仲介する阻害は,Hissラットで有意に崩壊し,PP間隔32~256msで,PPが誘導するファイアリング数の有意な増加を生じた。この研究は,Scn1aミスセンス変異が,海馬で錐体ニューロンの興奮性を直接変化することなく,GABAA受容体が仲介するシナプス伝達を優先的に弱め,これはFSの病因と関係することを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
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