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J-GLOBAL ID：201002247290246286   整理番号：10A0978655

部材軽量化に向けた 難成形材の特性と加工技術 事例2 金属材料のハニカム・エンボス成形

著者 (1件)： 須永行 (深井製作所)
資料名： 型技術  (Die and Mould Technology)
巻： 25  号： 10  ページ： 047-051  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： X0147A  ISSN： 0912-5582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 元請け自動車メーカーの非公式依頼により,欧米で一般化していたエンボスシートの調査を開始したのが2004年頃のことであった。欧米市場ではエンジン周辺部品や排気系などを生産している超大手サプライヤーが,取り扱い製品の一部として遮熱板をラインナップしていることが多く,テクスチャもほとんど波型であった。エンボスシート専業メーカーは国内にもあるが,ほとんどが意匠目的のもので,機能性に特化したものはなかった。パラメトリック解析法で数十パターンを解析し,パラメータの最適化を図り,平面視正六角形かつ,対角を通る縦断面が円弧状という結果となった。対辺方向のピッチは13.0mm,エンボスの高さは2.0mmであった。0.35mm厚のアルミニウム平板にエンボスを適用した燃料タンク下の遮熱板では,量産品の0.5mm厚のプレス成形アルミニウム平板に対し,剛性を犠牲にすることなく30%の軽量化と材料費低減を実現した。0.8mmの鋼のブレーキディスク裏側につく泥除け部品では,0.6mmの鋼に板厚を低減した。ステンレス鋼,チタン,980MPa級ハイテン,マグネシウムなどのさまざまな材料を加工した。光造形や3次元プリントによる樹脂の試作も行い,効果の検証を済ませている。

シソーラス用語： ハニカム構造 ,  *エンボス加工 ,  軽量化 ,  *断熱材料 ,  板 ,  断熱 ,  部品 ,  ブレーキディスク ,  柱 ,  アルミニウム ,  アルミニウム合金
準シソーラス用語： 自動車部品 ,  *遮熱シート ,  *遮熱板 ,  *断熱シート ,  ピラー【自動車】

分類 (1件)： 特殊成形  (WC04040W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 軽量化 ,  成形材 ,  金属材料 ,  エンボス成形