抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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警視庁管内では近年,交通事故も死亡事故件数も毎年連続減少しているが,いまだ多くの人命が交通事故により失われている。その中で,青信号で横断していた歩行者が同じ青信号で進行中の車両に礫過されて亡くなるなどの事故も少なくない。歩行中の事故から見ると,事故類型別では横断歩道横断中が,道路形状別では交差点が約半数を占めており,「歩車分離式信号」の整備について都民からの要望も強い。東京ではこの信号方式は現在,899か所であり整備率は全国で最も高いが,整備目標を策定し,平成21年度からの10年計画で600か所の整備を予定した。しかし,この信号方式は,「車が止まると歩行者が歩き出す」というような人の経験的な慣れが,かえって事故の誘因になりかねないことや,信号サイクルの増加が待ち時間や渋滞の増加を招きかねないことなどに留意しなければならないので,整備の数だけにこだわるのではなく,より安全,合理的,効果的な整備を進めたいと述べた。