抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鋼製橋梁構造物に用いられるSM490YB鋼材の溶接部および母材部を対象とした,各種超音波探触子によるきず検出性能を比較した。試供材として,TMCP(熱加工制御)処理した鋼材A(異なる溶接条件の溶接継手TP-1およびTP-2),およびTMCP処理を適用していない鋼材B(板材)を用いた。鋼材Aにおける溶接部および母材のL/2検出レベルを超えるきず,および鋼材Bの内在きずの有無を超音波垂直探傷法(手動探傷4種類と自動探傷)で調べた。またTP-1の母材きずおよびTP-2の溶接部きずをEDS分析した。その結果鋼材Aでは,母材のきずよりも溶接部きずの検出が多いこと,きずはMnS(非金属介在物)であること,超音波自動探傷法が最もきず検出性能が高いことがわかった。鋼材Bの内在きずは検出されなかった。