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J-GLOBAL ID：201002247708063434   整理番号：10A0518165

2つの金ナノ粒子の間隙における電磁場の増強: 表面増強Raman散乱によって調べたホットサイトのサイズ

Electromagnetic field enhancement in the gap between two Au nanoparticles: the size of hot site probed by surface-enhanced Raman scattering

著者 (4件)： KIM Kwan (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  SHIN Dongha (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Kyung Lock (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  SHIN Kuan Soo (Soongsil Univ., Seoul, KOR)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 12  号： 15  ページ： 3747-3752  発行年： 2010年04月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2つの球状Auナノ粒子の間隙に位置する表面増強Raman散乱のためのホットサイトの見かけのサイズを評価した。まず,55nmサイズのAuナノ粒子をチオール基末端シラン膜上に置き,ついで1,4-フェニレンジイソシアナイド(1,4-PDI)分子をAuナノ粒子上に自己組織化した。1,4-PDIは1個のAu-CN結合の形成によってAuと結合し,もう1つのイソシアナイド基はAu表面に対しぶら下がった状態にある。ぶら下がったイソシアナイド基に新しいAuナノ粒子を付着させると明確なRaman信号が観測されるようになる。この現象は2つの金ナノ粒子の間隙に形成される電磁的なホットサイトによって理解され,有限差分時間領域(FDTD)計算の結果と一致する。大まかに推算すると間隙中心の10nm直径の領域に約400分子が存在し,それが測定されるほとんどのRaman信号に寄与すると考えられるので,ホットサイトのサイズは極めて限定されたものである。

シソーラス用語： 間隙 ,  *表面増強Raman散乱 ,  *電磁場 ,  有限差分時間領域法
準シソーラス用語： チオール基 ,  *金ナノ粒子

分類 (2件)： 固-固界面  (CB12060M) ,  金属の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08062L)

物質索引 (1件)： 1,4-フェニレンジイソシアナート

タイトルに関連する用語 (6件)： 金ナノ粒子 ,  間隙 ,  電磁場 ,  増強 ,  表面増強Raman散乱 ,  サイズ