抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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誘導電動機は各種産業用などの動力源として広くかつ大量に使用されており,その運転方式も近年はインバータによる可変速駆動が広く行われるようになるなど多様化し,誘導機も精密な制御を必要とする機器,あるいはシステムの重要な機器に使用される機会が多くなっている。このため,誘導機には信頼性の高い運転が求められるとともに,経済性と信頼性を両立させるための技術として,故障・異常の予知や,寿命の予測などが重要になってきている。本報告書は,このような状況に鑑み,誘導機の故障とその診断技術,およびその関連事項について,国内外の文献調査を中心に調査を進めた結果を取りまとめたものである。まえがきに続いて,故障診断のための共通的手法として種々の故障診断技術の基礎となる理論を整理した。さらに,個別の故障診断技術として,回転子の故障診断技術,固定子の故障診断技術,機械系の故障診断技術,予防保全システムについて,最近の研究開発状況について調査結果を詳述している。これらを通して,誘導機の故障診断技術の現状と動向を明らかにしている。(著者抄録)