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J-GLOBAL ID：201002247840911525   整理番号：10A0557082

固体酸化物燃料電池において電気化学的に発生した水蒸気で誘起されたNi-YSZアノードの性能の劣化

Performance Deterioration of Ni-YSZ Anode Induced by Electrochemically Generated Steam in Solid Oxide Fuel Cells

著者 (5件)： MATSUI Toshiaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KISHIDA Ryo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KIM Jin-Young (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MUROYAMA Hiroki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  EGUCHI Koichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of the Electrochemical Society  (Journal of the Electrochemical Society)
巻： 157  号： 5  ページ： B776-B781  発行年： 2010年 
JST資料番号： C0285A  ISSN： 1945-7111  CODEN： JESOAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電解質担持セル(Ni-YSZ|YSZ|LSM(LaとSrのマンガン酸塩)の性能安定性を1000°Cにおいて湿潤化燃料x%H₂O-(100-x)%H₂を供給して調べた。サーメット組成の劣化に及ぼす影響も調べた。劣化挙動は燃料の湿潤度とサーメット組成に著しく依存する。体積比が50:50のNi-YSZの場合,特異な現象が観察された。x=30%の燃料がアノードに供給された場合,電流密度は放電直後から69時間まで減衰し,突如として電流密度が下がる。続いて,開回路を保持すると,放電操作における性能は部分的に回復する。放電-開回路保持を行うと劣化-回復は可逆的に繰り返される。x=40%では,体積特定三相境界(TPB)長さにおける突然の出力低下を伴う不可逆的劣化が起きる。集束イオンビーム走査電子顕微鏡のよると,劣化アノードのTPBは1.66~1.68μmμm^-3であり,新しいアノードのTPBは2.49μmμm^-3である。

シソーラス用語： *固体酸化物燃料電池 ,  *セラミック ,  *酸化イットリウム ,  *酸化ジルコニウム ,  水蒸気 ,  湿度 ,  ランタン化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  マンガン酸塩 ,  *劣化 ,  水素 ,  集束イオンビーム ,  走査電子顕微鏡 ,  電流密度 ,  放電 ,  開路 ,  アノード
準シソーラス用語： *YSZ【セラミック】 ,  *性能劣化 ,  開回路

分類 (3件)： 電極過程  (CB07040U) ,  燃料電池  (YB04040V) ,  固体の機械的性質一般  (BL01021C)

タイトルに関連する用語 (7件)： 固体酸化物燃料電池 ,  電気化学 ,  水蒸気 ,  誘起 ,  Ni ,  YSZ ,  アノード