文献
J-GLOBAL ID:201002247852381556   整理番号:10A0903542

マンガン付加及び電子誘起解離による脂肪酸中の二重結合位置の決定

Determination of Double Bond Location in Fatty Acids by Manganese Adduction and Electron Induced Dissociation
著者 (2件):
資料名:
巻: 82  号: 16  ページ: 6940-6946  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
流動性や浸透性などの多くの細胞膜特性が不飽和レベルに関係することから,多価不飽和脂肪酸は細胞膜機能にとって不可欠であるが,不飽和脂肪酸及び脂質中の二重結合部位が酸化されて遊離基を形成し,それが組織損害や細胞膜変化を引き起こすことがあるため,脂肪酸中の二重結合位置の識別は脂質生物学並びにそれに関連する疾病状態の理解に重要である。脂肪酸中の二重結合位置は高エネルギー衝突活性解離に続くアルカリ金属付加脂肪酸の特性チャージリモートフラグメンテーションパターンによって決定することができるが,この高エネルギー衝突活性解離は広く利用できるものではなく,また高度の散乱とそれによる生成イオンの損失が生じる。こうした観点から,本研究では二重結合位置の決定における電子誘起解離の有用性を調べる目的で,金属付加脂肪酸を分析した。チャージリモートフラグメンテーションを促進させるため,脂肪酸カルボン酸塩末端への電荷固定化に関して種々の金属を調べた結果,マンガン(II)付加脂肪酸の電子誘起解離によってアラキドン酸,リノレン酸,オレイン酸及びステアリン酸のすべての二重結合位置決定が可能なことが分かった。マンガン(II)付加脂肪酸について,二重結合位置でのチャージリモート生成物イオン量の減少が二重結合位置の指標であったが,他の金属付加物は二重結合位置に特異な生成物イオン量を与えなかった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  ,  付加反応,脱離反応  ,  電子と分子の衝突・散乱  ,  質量分析 
物質索引 (4件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る