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J-GLOBAL ID:201002247858990210   整理番号:10A0523034

光化学系IIの結晶学的研究における最近の進展

Recent Progress in the Crystallographic Studies of Photosystem II
著者 (10件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 1160-1171  発行年: 2010年04月26日 
JST資料番号: W1265A  ISSN: 1439-4235  CODEN: CPCHFT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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酸素を発生する光合成の光化学系IIコア錯体(PSIIcc)の構造決定に関する最近の研究状況を要約した。PSIIccの蛋白質合成と精製および結晶化が改良されて,最近では2.9Åの分解能で構造解析できるようになった。PSIIccのモデル構造を理論解析した結果,Mn4OxCaクラスターは1つのモノマー当たり20の蛋白質副単位と25の脂質から成り,このクラスターの触媒作用による水の酸化に必要な塩化物イオンが1つ含まれていることがわかった。PSIIccのルーメンサイド上のMn4OxCaクラスターへ基質/生成物を結合したり,クラスターから分離したりする9つのチャネルを示した。5つのせまいチャネルはプロトン輸送に含まれており,4つの広いチャネルはクラスターに水を供給したりクラスターから酸素を除去することができる。これらのチャネルを帰属することによって,光合成の水酸化反応における分子(H2O,O2)輸送,プロトン放出および電子のゆらぎを正確に空間分離できるようになった。しかし,Mn4OxCaクラスター周辺の水分子や近接アミノ酸の配向およびプロトン付加状態に関する情報はまだ十分ではない。従って,水の酸化機構や電子とプロトン移動のカップリングに関する説明が不十分である。さらに,X線データの分解能を改良して中性子結晶学と結合することによって,PSIIccの結晶構造解析は進展すると考えられる。
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分類 (3件):
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光化学反応  ,  光合成  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 
タイトルに関連する用語 (4件):
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