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J-GLOBAL ID：201002247859971553   整理番号：10A0060046

差分ステレオ-運動領域に注目したステレオ視-の提案

Subtraction Stereo-A Stereo Vision Method That Focuses On Moving Regions-

著者 (5件)： 梅田和昇 ,  寺林賢司 ,  橋本優希 ,  中西達也 ,  入江耕太
資料名： 精密工学会誌(CD-ROM)  (精密工学会誌論文集)
巻： 76  号： 1  ページ： 123-128  発行年： 2010年01月05日 
JST資料番号： F0268B  ISSN： 1348-8716  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では新しいステレオ視の一手法”差分ステレオ(Subtraction Stereo)”を提案した。本手法は運動情報に陽に注目することにより,ステレオカメラのロバスト化を実現しつつ,監視カメラなどの用途に適した情報を出力する。さらに差分ステレオの基本的な特性の評価をした。まず各種応用の基本として,対象とする領域の3次元特徴計測を行う手法の流れを示し,市販のステレオカメラに提案手法の基本アルゴリズムを実装して実験を行い,差分ステレオが実装可能なことを示し,一般的なステレオ視との違い,基礎的な計測誤差の評価,応用の基礎実験としての歩行人物の3次元計測結果などを示した。これにより得た主な知見を次に示した。1)実用的なステレオ視の一手法として差分ステレオを提案したこと,2)本手法では,左右カメラそれぞれでまず運動領域を抽出し,得られた運動領域に注目してステレオマッチングを行うことにより,ロバストなステレオ画像計測を実現したこと,3)差分ステレオによる移動物体の3次元位置,高さ・幅の計測手法を示し,差分ステレオの基本アルゴリズムを市販のステレオカメラに実装し,本システムを用いた実験により,差分ステレオの有効性を示したこと。

シソーラス用語： カメラ ,  監視装置 ,  移動体 ,  *画像処理 ,  *三次元測定 ,  *立体画像 ,  位置測定 ,  距離測定 ,  *形状測定 ,  ロバスト性 ,  ステレオマッチング ,  *立体視 ,  測定誤差 ,  動き検出 ,  計算機アルゴリズム ,  特徴抽出
準シソーラス用語： *ステレオカメラ ,  監視カメラ ,  *差分画像

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O)

タイトルに関連する用語 (6件)： 差分 ,  ステレオ ,  運動領 ,  注目 ,  ステレオ視 ,  提案