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J-GLOBAL ID:201002247865426443   整理番号:10A0288125

イオン結晶を含む水フリーの燃料電池膜のX線小角散乱による研究

Small-Angle X-ray Scattering Study of Water Free Fuel Cell Membranes Containing Ionic Liquids
著者 (7件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 803-812  発行年: 2010年02月09日 
JST資料番号: T0893A  ISSN: 0897-4756  CODEN: CMATEX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では四フッ化ホウ酸1-エチル-3-メチルイミダゾリウム(EMIBF4)と六フッ化リン酸1-エチル-3-メチルイミダゾリウム(EMIPF6)のようなイオン性液体を対で含むリキャストNafionやSPAEK-6Fから作製した水フリーの燃料電池膜中におけるイオンクラスターの形成についてX線小角散乱,タッピングモードAFMを用いて調べ,さらに膜の熱的安定性についてTGAによる検査を行った。その結果,以下の結論が得られた。(1)イオン性液体を含む水フリーのNafion膜にはイオノマーのピークが存在するが,SPAEK-6F膜には存在しない。(2)イオノマーピークの幅からイオン性凝集体間のBragg距離が広い分布を持つことが示された。(3)イオン性凝集体間の平均距離はNafion/EMIPF6よりもNafion/EMIBF4のほうが大きい。(4)散乱ベクトル(q)値の低い領域におけるマトリックスピークはリキャストNafion及びSPAEK-6Fのどの膜においても,膜中の結晶性成分の含量に起因する。(5)EMIPF6を含む膜のほうがイオン伝導度が低いのは,このイオン性液体が粘度が比較的高く,疎水性であることに因る。(6)調べた燃料電池膜は約300°Cまでイオン伝導度が高く,機械的に強く,熱的に安定であることから,200°Cの温度までは利用可能である。
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分類 (2件):
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燃料電池  ,  融解塩 
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