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J-GLOBAL ID：201002247938058715   整理番号：10A1006389

LTAゼオライト中におけるメタンの吸着および自己拡散モデリング: 骨格柔軟性の影響

Modeling Adsorption and Self-Diffusion of Methane in LTA Zeolites: The Influence of Framework Flexibility

著者 (4件)： GARCIA-SANCHEZ A. (Univ. Pablo de Olavide, Seville, ESP) ,  GARCIA-SANCHEZ A. (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  DUBBELDAM D. (Univ. Amsterdam, Amsterdam, NLD) ,  CALERO S. (Univ. Pablo de Olavide, Seville, ESP)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 35  ページ： 15068-15074  発行年： 2010年09月09日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Linde A型ゼオライト(LTA)中におけるメタンの吸着と自己拡散をモデルにより計算した。格子の柔軟性を考慮したNicholas,およびHill-Sauer力場を使用し,LTA-4A,LTA-5A,剛直なITQ-29,および仮想的なLTA(LTA-4Aのカチオンがなく,AlがSiで置換されたゼオライト)における吸着,拡散挙動を計算し,実験値および文献値と比較した。グランドカノニカルモンテカルロシミュレーションと分子動力学(MD)シミュレーションを行った。柔軟性を考慮した力場を適用することで実験値とよく一致するメタンの吸着平衡が得られた。自己拡散係数はいずれのゼオライトでもケージ当たりのメタン積載数9までは単調に増大し,積載数10以上では単調に減少する同様な傾向を示しが,係数はLTA>ITQ-29~LTA-5Aであり,メタンとカチオンとの相互作用が大きく影響することが分かった。また拡散係数は柔軟性LTA>剛直ITQ-29であるが,ITQ-29に柔軟性力場(Nicholas,Hill-Sauer)を適用すると大きな拡散係数が得られ,自己拡散に格子の柔軟性が大きく影響することを見出した。骨格の柔軟性は吸着には殆ど影響しなかった。

シソーラス用語： *合成ゼオライト ,  吸着 ,  自己拡散 ,  モデリング ,  計算化学 ,  柔軟性 ,  モンテカルロ法 ,  分子動力学 ,  力の場 ,  カチオン ,  分子間相互作用 ,  アルカン
準シソーラス用語： LTAゼオライト

分類 (2件)： 合成鉱物  (CD01040K) ,  吸着の電子論  (CB12042Y)

物質索引 (1件)： メタン

タイトルに関連する用語 (6件)： LTAゼオライト ,  メタン ,  吸着 ,  自己拡散 ,  モデリング ,  骨格