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J-GLOBAL ID：201002247975301506   整理番号：10A1534612

Brillouin散乱及びX線回折同時測定システムを用いた高温高圧条件下における弾性波速度測定:地球深部科学への適用

In-situ sound velocity measurements at high pressure and high temperature using Brillouin spectroscopy with synchrotron radiation and infrared laser heating system: Application to the deep earth science

著者 (1件)： 村上元彦 (東北大 大学院理学研究科)
資料名： 放射光  (日本放射光学会誌)
巻： 23  号： 6  ページ： 370-381  発行年： 2010年11月30日 
JST資料番号： L0956A  ISSN： 0914-9287  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球深部に相当する超高圧力高温条件において,地球構成鉱物の弾性波速度を決めることは,地球内部を伝播する地震波観測データとの直接比較を行うことができるため,地球内部の鉱物学的なモデルを構築する上で必要不可欠である。また,超高圧力高温状態での試料の弾性波速度と体積の同時測定を行うことで,他の圧力スケールに全く依らない「絶対」圧力スケールを構築することが可能となる。本稿では,近年SPring-8にて導入したレーザー加熱式ダイヤモンドアンビルセル装置と放射光X線回折及びBrillouin散乱分光法を組み合わせた高温高圧条件における弾性波速度及びX線回折同時測定システムについて解説を行い,それぞれのテーマの今後の展望について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *Brillouin散乱 ,  *X線回折 ,  同時計測 ,  *弾性波速度 ,  *内部構造 ,  体積測定 ,  放射光施設 ,  ダイヤモンドアンビル ,  下部マントル ,  上部マントル ,  超高圧 ,  地震波速度 ,  鉱物学 ,  レーザ加熱 ,  酸化マグネシウム ,  塩化ナトリウム
準シソーラス用語： 高温高圧 ,  *地球内部構造 ,  SPring-8

分類 (1件)： 地球の内部構造・組成  (DC03080O)

引用文献 (14件)：

• MURAKAMI, M. Science. 2004, 302
• MURAKAMI, M. Geophys. Res. Lett. 2005, 32, L03304
• MURAKAMI, M. Earth Planet. Sci. Lett. 2007, 259, 18
• MURAKAMI, M. Phys. Rev. Lett. 2010, 104, 025504
• ZHA, C.-S. PNAS. 2000, 97, 13494

タイトルに関連する用語 (8件)： Brillouin散乱 ,  X線回折 ,  同時測定 ,  高温高圧 ,  弾性波速度 ,  地球 ,  深部 ,  科学