文献

J-GLOBAL ID：201002247984274155   整理番号：10A0260809

高エネルギー陽子の描像:HERAでの展開からLHC,LHeCへ

Proton Structure at High Energy: From HERA towards LHC, LHeC

著者 (1件)： 長野邦浩 (素粒子原子核研)
資料名： 日本物理学会誌
巻： 65  号： 3  ページ： 148-155  発行年： 2010年03月05日 
JST資料番号： F0221A  ISSN： 0029-0181  CODEN： NBGSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 初の電子・陽子衝突型加速器であるHERAにより,高エネルギーでの陽子の描像に新しい知見がもたらされた。2007年に運転を終了したHERAの15年にわたる成果を,陽子構造に絞って述べる。これらHERAの結果は,運転を開始したばかりの次世代エネルギーフロンティアであるLHC加速器での新物理の探索に不可欠の基本情報でもある。また,陽子・陽子衝突に加え,電子・陽子衝突でもTeVエネルギー領域を探索する重要性から,LHCでの電子・陽子衝突の計画も進んでいる(LHeC)。HERAで開拓された高エネルギー陽子の研究が,LHC,LHeCでどのように発展が期待できるかについて述べたい。(著者抄録)

シソーラス用語： 衝突型加速器 ,  シンクロトロン ,  *TeV領域 ,  クォーク ,  スピン ,  深い非弾性散乱 ,  *パートン模型 ,  構造関数 ,  運動量移動 ,  電弱相互作用 ,  Wボソン ,  Zボソン ,  量子色力学 ,  分布関数 ,  LHC【加速器】 ,  摂動的QCD ,  弱い相互作用 ,  電磁相互作用
準シソーラス用語： 高エネルギー陽子 ,  Bjorken変数 ,  摂動論的QCD ,  *陽子構造

分類 (2件)： 核物質  (BG02050K) ,  円形加速器  (BE02020X)

引用文献 (13件)：

• Super-Kamiokande Collaboration. Phys. Rev. Lett. 2009, 102, 141801
• 徳宿克夫. 日本物理学会誌. 1994, 49, 803
• 久世正弘. 日本物理学会誌. 1998, 53, 778
• 日本物理学会誌. 2007, 62
• DAINTON, J. B. arXiv : hep-ex/0603016. http://www.lhec.org.uk/. 2006

タイトルに関連する用語 (4件)： 高エネルギー ,  陽子 ,  展開 ,  LHC