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J-GLOBAL ID:201002248498870800   整理番号:10A0082588

バックグラウンド電解液がカルサイト溶解の動力学及びメカニズムに有する役割

The role of background electrolytes on the kinetics and mechanism of calcite dissolution
著者 (4件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 1256-1267  発行年: 2010年02月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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原子間力顕微鏡学(AFM)を用いてバックグラウンド電解液がカルサイトの溶解のメカニズムや動力学に及ぼす影響を調べた。実験は,アルカリハロゲン塩(NaCl, NaF, KCl及びLiCl)溶液をカルサイトへき開表面に通すことにより,平衡から程遠いところで行われた。AFMの研究から,試験した全ての電解液はカルサイトの溶解速度を増大させ,その影響と大きさは電解溶液の特質と濃度により決定されることが示された。溶解エッチピットの形態における変化や溶解速度は,水-水相互反応の破砕の活性化エネルギー障壁などの水構造動力学の修正や溶液中の様々なイオンの存在により誘発される溶質と表面の水和により解釈できる。低イオン強度では,非-対(non-paired)電解液によるカルシウムイオンの水水和殻の安定化は,純水と比べたカルサイトの溶解速度の減少に通じている。高イオン強度においては,通常の陰イオンを有する塩は,カルシウムイオン周辺の水の移動性の増大により,共通の陽イオンを有する塩のイオンをCl<sup>-</sup><I<sup>-</sup><F<sub>-</sub>の順に増大させながら,類似した溶解速度を発生させる。F<sup>-</sup>やLi<sup>+</sup>の存在において観察されたエッチピット形態の変化は,電荷様(lile-charged)のイオンとイオンの取り込みに結合したエッチピット端の安定化により説明される。F<sup>-</sup>の場合については,高度に水和化したイオンが,純水と比べてカルサイト表面のエッチピット核形成密度を増大させた。これは,多分,表面水和層の乱れによるエッチピット核形成のエネルギー障壁が減少したことと関連付けられる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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その他の物質の化学熱力学(混合系) 

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