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J-GLOBAL ID：201002248501187091   整理番号：10A0430546

アルミボトル口径最適化のための開けやすさ評価関数の提案

Evaluation Function of Openability Relative to Optimum Opening Diameter of Aluminum Bevenge Bottles

著者 (3件)： 茅原崇徳 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  広幡哲志 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  山崎光悦 (金沢大 理工研究域)
資料名： 人間工学  (Japanese Journal of Ergonomics)
巻： 46  号： 2  ページ： 127-135  発行年： 2010年04月15日 
JST資料番号： S0258A  ISSN： 0549-4974  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 開けやすいアルミボトル口径の厳密な寸法を特定することを目的として,開けやすさの評価法について検討し,開けやすさ評価関数として,開栓動作時に人間が発揮できるトルクの最大値に対する開栓に必要なトルクの割合と定義する方法を提案した。具体的には,評価関数は,口径を設計変数とし,キャップを握る力と相関のある母指の長さを用いて個人差を加味し,さらにキャップを握る際の人間の動作の不確実性を考慮して定式化した。10名の被験者のデータを用いて開けやすさ評価関数を作成した結果,キャップを握る力は母指長に依存し,開けやすい口径は母指長の増加に伴い,28mmからおよそ35mmまで増加することを確認した。また,力の弱い被験者に配慮した場合,今回の被験者群においては設計解として28mmが適当であると判断できる結果を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *瓶 ,  アルミニウム ,  *直径 ,  *キャップ ,  動作 ,  不確実性 ,  定式化 ,  最適化 ,  *評価関数 ,  握力 ,  母指

分類 (3件)： 食品包装  (FJ02030B) ,  人間機械系  (IB03000G) ,  包装容器,製造機械  (QE02020M)

引用文献 (25件)：

• 1) 小出政俊, 鶴田淳人:飲料用アルミニウム缶材の開発と将来動向, R&D神戸製鋼技報, 55 (2), 75-80, 2005.
• 2) 永田公二:アルミニウム産業の成長を支える材料技術 -現状と課題-, 軽金属, 55 (10), 515-523, 2005.
• 3) 茅原崇徳, 山崎光悦, 伊藤隆一:アルミボトル口径の飲みやすさ評価法に関する基礎的検討, 日本機械学会論文集 (C編), 74 (737), 134-141, 2008.
• 4) Takanori Chihara, Koetsu Yamazaki, Ryoichi Itoh, Jing Han : Evaluation of drinking ease relative to the opening diameter and beverage type of aluminum beverage bottles, Journal of Food Engineering, accepted.
• 5) 茅原崇徳, 山崎光悦:アルミボトル口径の飲みやすさ評価法に関する基礎的検討 (第2報, 飲みやすさ評価関数の提案), 日本機械学会論文集 (C編), 75 (755), 2051-2058, 2009.

タイトルに関連する用語 (6件)： アルミ ,  ボトル ,  口径 ,  最適化 ,  評価関数 ,  提案