文献

J-GLOBAL ID：201002248613094720   整理番号：10A0358152

マイクロカンチレバーセンサの信号対雑音比を改善するための表面応力の増加法

Approaches to Increasing Surface Stress for Improving Signal-to-Noise Ratio of Microcantilever Sensors

著者 (2件)： JI Hai-Feng (Drexel Univ., Pennsylvania) ,  ARMON Benjamin D. (Drexel Univ., Pennsylvania)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 82  号： 5  ページ： 1634-1642  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マイクロカンチレバーセンサはカンチレバーにかかる微小な力の変化から分子的情報を得る手法で約15年前から開発されてきたが,その基本的表面化学の理解は十分ではない。本レビューでは,信号強度を増加させる方法として,(1)表面応力を容易に増加できる場合,および(2)容易に増加できない場合について,各種の方法を考察した。(1)の方法として,表面での重合,新しい化合物の形成などの化学反応の利用,表面の皮膜形成,積層の形成,金属によるガス吸収,表面吸着種との相互作用などがある。(2)の方法は,表面上の受容体の充填,配向状態の変化と検体との相互作用の変化を利用するもので,自己組織化層を用いた小分子あるいは金属イオンの検出,表面構造の変化による共役反応の変化,特に金表面の構造変化は表面応力の最適化に重要である。電気化学法の適用,DNAハイブリダイゼーション,磁性粒子の利用など今後の開発を展望した。

シソーラス用語： *片持梁 ,  *表面応力 ,  信号処理 ,  SN比 ,  表面反応 ,  自己組織系 ,  表面構造 ,  文献展望 ,  高分子膜 ,  多層膜 ,  架橋【高分子】 ,  相転移 ,  分子間相互作用 ,  分子配向 ,  分子ハイブリダイゼーション ,  粒子
準シソーラス用語： *マイクロカンチレバー ,  磁性粒子 ,  信号増強

分類 (2件)： 分析機器  (CC02020S) ,  物理分析一般  (CC03011F)

タイトルに関連する用語 (2件)： 信号対雑音比 ,  表面応力